ウエストスタート株式会社は、神奈川県横浜市の中小企業診断士による経営コンサルタントです。

ウエストスタート株式会社
電話番号

Blog

「忙しい」と「成果」は別物 ― 頑張った人が報われる組織は、仕事の中身を映す仕組みから

「みんな忙しそうにしているのに、なぜか利益が残らない」。経営者の方々から、よく聞くお悩みです。多くの場合、原因は社員の意欲不足ではありません。誰がどれだけの成果を出しているのかが見えないため、頑張っている人とそうでない人の違いが、組織の中で埋もれてしまっているのです。

頑張りが見える仕組み

「言われて動く仕事」では、利益への意識が育ちにくい

仕事を委託で請け負う人は、期限までに仕上げなければ報酬を得られません。だからこそ納期やコストへの意識が自然と高くなります。一方で、毎月決まった給与を受け取る社員の場合、放っておいても意識の高い人は動きますが、「とりあえず言われたことをこなす」人も少なくありません。

これは個人の資質だけの問題ではなく、自分の仕事が会社の利益にどうつながっているのかが見えていないことが大きな要因です。稼働率が高くても、その中身が成果に結びついているかどうかは、数字の表面だけでは分かりません。目標と実績の差が日々共有されていなければ、危機感も達成感も生まれにくくなります。

見えないと、頑張った人ほど報われない

「忙しい、忙しい」と口にする人が、実際には成果につながる仕事をあまりしていない。長く組織にいると、そうした場面に出会うことがあります。仕事の中身が見えない組織では、声の大きさや忙しそうな様子が評価に影響し、黙々と成果を積み上げている人が正当に評価されません。

ある企業では、日々の進捗を毎日更新して大型モニターに映し出す仕組みを取り入れました。今月の目標に対していまどこまで来ているのか、手を付けたまま完了していない仕事がどれだけあるのかが、誰の目にも分かるようになり、「やらなければ」という空気と、成果を出した人への納得感が同時に生まれています。

仕組みづくりは「目的の共有」から始める

ただし、仕組みを入れようとすると「今あるもので十分では」という声が必ず出てきます。そこで大切なのは、何のために見えるようにするのかを繰り返し伝えることです。頑張った人がきちんと評価されるため、そして組織全体で今期の利益目標に向かうため。この目的が中堅の管理職に腹落ちしていないと、取り組みは次第にトーンダウンしてしまいます。

道具の面では、今はクラウドのデータベースとAIを組み合わせれば、以前は外部に頼んで何か月もかかった集計や表示の仕組みを、社内で短期間に形にできるようになりました。完璧を目指すより、まずは一部から見えるようにして、使いながら育てていく方が現実的です。

社員を疑うための仕組みではなく、頑張りを正しく映すための仕組み。そう位置づけることで、一人ひとりの利益への意識は少しずつ変わっていきます。

ご相談は無料となっております。 是非ご利用ください。

PageTop