中小企業診断士は国家試験で認められたいわゆる士業であり、経営コンサルタント業です。ちなみに合格率は約4%で、そこそこの難関試験であると言われています。こうした、国から資格を得た経営コンサルタント、中小企業診断士はどんな役割なのでしょうか。
<中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則>によると中小企業診断士の業務は、「中小企業支援事業の実施に関する基準を定める省令に基づく経営の診断の業務」となっています。そして、その<中小企業支援事業の実施に関する基準を定める省令>には、「中小企業支援事業は、
個々の中小企業者の創意工夫を尊重し、その自主的な努力を助長するように行われなければならない」となっています。
よって、中小企業診断士は、会社の問題点に対して、会社の個々の強みを引だし、それを活かした経営戦略&施策を実行する専門家であると定義されています。
中小企業診断士になったきっかけ
しかしながら、中小企業診断士になりたての頃、
「資格は取ったけれども、自分が経営コンサルタントとして社長が抱える問題点を解決することはなどできるわけがないと思っていました。なぜならば、会社経営は資格取得で勉強した事以外のもので成り立っていると、漠然と考えていたからです。
2011年の資格取得と同時に会社設立をしてから、中小企業診断士としての役割を日々考えながら、また日々実践しながら取り組んでいきました。一つの答えとして、社長自身が「ブルーオーシャン」の世界をつくるということです。
テクニカル論的な事と、マインド的なこと、これら二つの要素をうまく使いこなしていくことが中小企業診断士の役割であると確信しています。