中小企業診断士は国家試験で認められたいわゆる士業であり、経営コンサルタント業です。
ちなみに合格率は約4%で、そこそこの難関試験であると言われています
こうした、国から資格を得た経営コンサルタント、中小企業診断士はどんな役割なのでしょうか。
<中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則>によると中小企業診断士の業務は、
「中小企業支援事業の実施に関する基準を定める省令に基づく経営の診断の業務」となっています。
そして、その<中小企業支援事業の実施に関する基準を定める省令>には、
「中小企業支援事業は、個々の中小企業者の創意工夫を尊重し、その自主的な努力を助長するように行われなければならない」となっています。
要するに、中小企業診断士は、経営コンサルタントではあるが、経営に関することを一方的に指導するのではなく、個々の会社の強みを引だし、それを活かした経営戦略を考える事であると定義されています。
一般的な経営コンサルタントのイメージでは、経営コンサルタントが細かい戦略まで指導して、それらに沿って実行すれば、業績が上がるものが多いですが、そうしたイメージとは異なります。
そもそも、単なる試験で受かった資格者が、経営全てを指導できる分けがないですよね。
一方で、これらのことをよく考えてみると、じつは中小企業診断士そのものの役割が、いわゆるブルーオーシャンコンサルティングであると考えます。
1.ヒアリングを実施し、課題を引き出す
社長や従業員から本音を引き出します。いかに本音を言ってくれるかが大事です。そうした本音の話から会社の真の課題を引き出すことが中小企業診断士の第一歩だと考えます。
人が本音で話をする時はどういう時でしょうか、私が考える人が本音で話す時と言うのは、話を聞いてくれる相手が自分のことを心から信頼してくれる人であると判断したら本音で話をしてくれるのではないでしょうか。
よって中小企業診断士に求められるスキルは、経営の知識も必要ですが人を心から信頼できるかどうかだと考えます。