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2020年09月18日 [事業改革実績 ]

【B.O.コンサルティング事業改革事例】現場改善編A

(D社/菓子製造業・関東エリア)※業種名・エリアは実際とは異なります

“ほんの些細なこと“が大きな成果を生む

現場改善コンサルティングでは、「何から改善していくべきか?」の見極めが重要です。現場で働く皆さんに直接話を聞き、現場で感じたことと併せながら、具体的な改善策へと落とし込んでいきます。

「コミュニケーション不足が、業務効率の低下を引き起こしていた」「チーム内で、業務量の偏りがあった」「一つの作業の中に、無駄な工程が多く含まれていた」など、現場で抱える課題はさまざまです。また、ほんのわずかな改善をおこなったとで、大きな成果を生み出すこともあります。

現場リーダーに訪れた変化

私が長年お付き合いのあるD社でも、まさにこれに当てはまる事例があったのでご紹介します。訪問することになったきっかけは、「現場の効率化を図りたい」という社長からの相談でした。ここでは、40代の現場リーダーを中心に、正社員が15名と非正規雇用(パート勤務)の方が30名ほどのチームで製造の現場を動かしています。

さっそく日々のルーティン業務を見てみると、いくつか作業工程の見直しが必要な部分がありました。「実作業を担うリーダーらがそれらを見つけ、管理職に相談しながら改善案を出す」。こういったことが自然におこなわれる会社もありますが、D社規模の製造業では厳しい実態もあります。私が訪問した際も、リーダーを始めとする皆さんは業務に追われ、そのような時間を捻出することはとても難しそうでした。

ところが、帰り際に私が工場を訪ねると、そこには1人で何かを考えている現場リーダーの姿が。私は直感的に「何か変わるかも知れない!」と感じました。

「整理整頓をする」という行動が生み出したもの

そして、予想は見事に的中します。次に訪問した際、私の目に飛び込んできたのは、機材や部品が綺麗に整理整頓されている新しい棚でした。様子を聞くと、現場リーダーが購入し、自ら片付けをおこなったそうなのです。

「使いやすくなった」「物を探す時間が短縮されてうれしい」「綺麗だと気分が良い」と、働く皆さんも大喜び。もちろん、日々の業務効率化にもつながっています。そこで私は現場リーダーに、「なぜ、このような行動をしたのか?」を尋ねました。

「この間、西端さんと話しをした後で、自分は客観的に現場を見られていないことに気づいたんです。自分なりには精一杯頑張っているつもりでしたが、やり方を変えてみる必要があると……。その第一歩が整理整頓でした」
そう話してくれた現場リーダーの表情は、とても充実しているように見えました。

会社全体の中でみると、整理整頓というのは、ほんの些細なことかもしれません。しかし、それをリーダーが率先しておこなったことにも大きな意味がありました。現場で働く人たちが、「このリーダーと一緒に頑張りたい」と思わせる要因になったからです。

D社の次のステップとしては、現場の中にある課題を抽出し、現場改善の仕組みをしっかりと作り上げていくこと。その結果として、いつもイキイキと仕事ができる職場環境が維持できるよう、これからも力を注いでいきたいと思います。
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